ユニバーサルデザインの例【家の中の身近にあるものとは】

ユニバーサルデザインの例にはどんなものがあるのでしょうか。

しかも、家の中にある身近なユニバーサルデザインの例にはどんなものがあるのでしょうか。

そもそもユニバーサルデザインって何なのでしょうか。

ユニバーサルデザインについてや、ユニバーサルデザインの家の中の例について説明をしてゆきたいと思います。

ユニバーサルデザインとは
家の中のユニバーサルデザインの例
1. 掃除・洗浄用品
2. お風呂・洗面所周り
意外なユニバーサルデザイン
1. 牛乳パック
2. マヨネーズ

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは、普遍的なデザインという意味です。

つまり、すべての人が分かり利用しやすいデザインという意味になります。

年齢・性別・国籍・体の状況による違いや個性にかかわらず、多くの人が利用できるデザインがユニバーサルデザインなのです。

ユニバーサルデザインには7つの原則があり、誰でも公平に使えて利用できること、いろいろな方法を柔軟に選択できること、使い方が簡単に分かること、必要な情報が簡単に理解できること、ケアレスミスや危険につながらない安全性のあるデザインになっていること、少ない力でも楽に利用できること、使いやすい適当な寸法・空間になっていることです。

家の中のユニバーサルデザインの例

家の中にある身近なものでユニバーサルデザインを採用しているものの例を挙げてゆきたいと思います。

掃除・洗浄用品

1　片手に持ってワンプッシュで泡状の洗剤がでる食器用洗剤があります。片手でレバーを引くだけ、しかも一定量の洗剤が出ます。レバーや持ち手にも工夫がなされています。レバーは少ない力で引くことが出来たり、レバー部分をタオルのハンガーなどに掛けることも出来ます。スポンジに向けプッシュしてもいいですし、汚れを落としたい部分に向けてプッシュしても使用できます。

2　片手に持ってワンプッシュで泡状の洗剤がでる洗濯用洗剤があります。片手でレバーを引くだけ手一定量の洗剤がでますので、計量の必要がありません。1プッシュ、２プッシュという感じで洗濯物の量に応じてプッシュ回数を変えれば洗剤の量が調節できます。

3　詰め替え用の商品にもユニバーサルデザインは採用されています。詰め替えしやすい形状になってたり、容器の口が詰め替え用の中身を注ぎやすい大きさにしていたりします。

4　片手で床が拭ける商品もあります。これを使えば掃除機を使わない、雑巾がけをしなくても床をキレイにすることができます。片手でバーを持って拭くだけです。バーと汚れをキャッチする部分はよく回る構造になっていますので、様々な部分の汚れをふき取ることが出来ます。

お風呂・洗面所周り

1　洗面所の水道が自動で水が出てくるのもユニバーサルデザインです。洗面台の高さが車いすの方でも無理なく利用できる高さに設置されていることもあります。車いすで利用しても膝がぶつからないように洗面台の下の空間が空いているものもあります。

2　ユニバーサルデザインのお風呂は段差がなかったり、床が滑りにくくなったりしています。水栓も立っていても、座っていても操作がしやすい高さに設置されていたり、ワンタッチで水の出し止めが出来たりします。

小物によって転んだりしないように小物置き場もあり、小物置き場も手に取りやすい位置に設置されます。浴槽は縁がつかみやすい設計になっていたり、握り棒が壁に設置されたりります。

3　シャンプーボトルにもユニバーサルデザインが採用されています。シャンプーの容器にギザギザが表現されていることがあります。ボトルの側面かプッシュする所にギザギザがあります。しかし、このギザギザはリンスの容器にはありません。もうお分かりですね。シャンプーとリンスを取り間違えて使わないようにするための工夫です。

4　ユニバーサルデザインが用いられた体が洗いやすいタオルがあります。通常の長方形のものではなく、タオルが輪の状態になっています。輪ゴムのような形状です。このタオルを手に巻き付ければ、タオルを握らずに体が洗えます。また、輪に両手を通せば背中も洗えます。