南米のボリビアにはウユニ塩湖だけでなく赤い湖と緑の湖があります。
日本では赤と緑といえば、うどんとそばですよね(笑い)
南米とボリビアといえば日本からみて地球のほぼ反対側です。距離が遠いですし、行くのに時間が掛かりますので、観光で訪れるにはなかなかハードルが高い地域の1つです。日本からボリビアだとアメリカ経由で約26時間ほどかかります。しかも直行便はありませんので、途中で乗り換えが必要です。
そんな南米のボリビアといえばウユニ塩湖が有名ですが、それ以外にも赤い湖と緑の湖があります。
ボリビアの赤い湖と緑の湖ってどんな感じの湖なのでしょうか。
ボリビアの赤の湖とは
ボリビアの赤の湖とはどんな湖なのでしょうか。
赤の湖とはラグナ・コロラダという湖で、ウユニ塩湖と同様に赤の湖も塩湖です。場所はボリビアの南西でウユニ湖の南側でチリとの国境近くにあります。赤の湖の深さはなんと1.5メートルほどです。周囲は約35キロメートルです。そんな浅いラグナ・コロラダですが、標高4000メートルほどの場所にあります。ボリビア自体が高地にある国で首都は標高3600メートルほどの場所にあります。
では、なぜラグナ・コロラダは赤い湖なのかというと、赤い藻類やプランクトンの死骸が堆積しているので、赤く見えるのです。湖の部分部分に白い砂が堆積している所があります。ラグナ・コロラダは高地にある湖なので、湖の赤と白と空の青が美しく映える湖です。
赤の湖にはフラミンゴが生息していますので、赤と青と白の空間にピンクが加わります。
ウユニ湖から周辺の湖や観光スポットをめぐる2泊~3泊ほどのツアーがありますが、標高が高いので移動が大変です。交通という面でも呼吸をするという面でも大変です。
ボリビアの緑の湖とは
ボリビアにある緑の湖とはどんな湖なのでしょうか。
ボリビアにある緑の湖とはラグナ・ベルデという湖です。ウユニ湖や赤の湖と同様に緑の湖は塩湖です。場所はボリビアの南西部のポトシ県にあります。緑の湖は標高4300メートルの高地にあります。さらに湖の対岸には円錐形の富士山のような標高約5900Mのリカンカブール山があります。これが緑の湖に映り逆さ富士ならぬ逆さリカンカブールを映し出します。
緑の湖はなぜこのような色なのかというと、銅を含んだ沈殿物によるものです。沈殿物によってラグナ・ベルデはエメラルドグリーンの湖になっているのです。ここでもフラミンゴが見れますので、湖のエメラルドグリーンと空の青さとフラミンゴのピンク色が素敵な景色を生み出します。
周辺には温泉もありますので、景色を楽しんだついでに温泉も楽しめます。
赤の湖と同様に、緑の湖もウユニ湖から周辺の湖や観光スポットをめぐる2泊~3泊ほどのツアーがありますが、標高が高いので移動が大変です。高地は標高が低い所と同じような計画は立てられません。
ウユニ湖は塩湖
ボリビアのウユニ湖やボリビアとペルーにまたがるチチカカ湖は有名な観光スポットです。
ウユニ湖は天空の鏡と言われる湖です。湖面に水がうっすらと張るのが雨季のシーズンで12月~3月頃です。5~12月の乾季のシーズンは水が減り塩原が出来ます。真っ白な塩原を車で走ることも可能です。
ウユニ塩湖はラパスから飛行機でウユニまで、そこから車でアクセスできます。陸路(バスや鉄道)でもラパスからウユニまで行けますが道路事情が悪く時間がかかります。飛行機を利用すれば、赤い湖や緑の湖と比べるとアクセスがしやすい場所です。チチカカ湖はラパスから車で約2時間ほどでアクセスできます。こちらも比較的アクセスがしやすい観光スポットといえます。
高地の空気は薄い
高地の空気は薄いと聞きます。
ボリビアのような標高3000~4000メートルクラスの地域ではどんな感じなのでしょうか。
標高4000Mメートルといえば富士山より高い場所です。
富士山で気圧は平地と比べて3分2ほど、8000メートル強のエベレストで3分の1以下です。
ボリビアは平地と比べて相当空気が薄い場所ということですね。
空気が薄いので行動に影響がでます。これを逆手にとってアスリートはあえてこの高地でトレーニングすることもありあす。観光で高地を訪れると慣れていないのでいろいろと大変です。
高地では炭酸飲料が激しく泡立ったり、袋に入ったスナック菓子が破裂することもあります。
日本でも登山や山に遠足に行ったときに同様の現象が起こったりしますよね。
ポトシといえば
緑の湖があるポトシは、首都ラパスから400キロほど南にある地域で、かつては金や銀が産出される場所でも有名です。いわゆる鉱山町であった所で、周囲は高地のため植物が乏しい地域です。そんな南米が発祥といわれているのがジャガイモ(ポテト)なのです。よって、ボリビアの人の主食はじゃがいもやトウモロコシなのです。
赤の湖や緑の湖を観光したら、ボリビアのじゃいもをはじめとしたボリビア料理も楽しむといいかもしれませんね。
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